風しんワクチン(単抗原ワクチン)※電話予約のみ

特別な事情がある方以外は、麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)を接種しましょう。

ワクチンが防ぐ病気

軽いかぜ症状ではじまり、発熱、発疹、後頚部リンパ節腫脹、目の充血、関節痛などが主症状です。概ね3日で熱が下がるので「三日ばしか」と呼ばれますが軽い病気ではなく、大きいお子さんほど症状が重くなります。主な合併症は血小板減少性紫斑病(3,000人に1人)、脳炎(6,000人に1人)などです。

ワクチンの説明

平成17年3月31日までは、麻しんと風しんの予防にはそれぞれのワクチンを別々に1回ずづ合計2回接種していました。その時に用いていたのが風しん単独ワクチンです。風しんウイルスを弱毒化して作った生ワクチンです。

ワクチンの接種時期・対象者や、費用・助成制度について

MRワクチンと同じ時期
1期は1歳代、2期は就学前の1年間(幼稚園年長さんの学年)に公費で接種できます。但し、特別な事情がある方以外は麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)を接種して下さい。

定期接種(公費)
個別接種・接種回数2回(年齢により行政措置予防接種になります)

ワクチンの効果

風しんの抵抗力(免疫)を1回の接種でつけることができます。また、1期および2期に1回ずづ2回接種することで、より強い免疫を長期間保つことができます。

ワクチンの副反応・副作用や注意事項

先天性風しん症候群
妊婦が妊娠早期に風しんかかると、先天性風しん症候群と呼ばれる病気により心臓病、白内障、聴力障害などの障害を持った赤ちゃんが生まれる可能性が高くなります。

副反応・副作用
発熱は20人に1人程度、発疹は100人に1人程度の割合で発生します。これらの症状は接種後5日~14日に多くでます。成人女性に接種した場合は1~2週間後に関節炎が認められることがありますが、数日から1週間で治ります。また、100万人に1人程度の割合で血小板減少性紫斑病がみられます。

注意事項
妊娠中の女性は接種できません。接種後は2ヶ月間妊娠しないようにして下さい。(赤ちゃんが先天性風疹症候群にかかることがあります。)

Dr.片山からのアドバイス

感染しても軽く済むことが多いのですが、ごくまれに、血小板減少性紫斑病や脳炎を合併することがあります。妊娠初期の人がかかると胎児に障害を起こす場合がある病気。妊娠を考えている場合は、ママも赤ちゃんもなるべく早く接種しましょう。

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