ロタウイルスワクチン(1価・5価 )

※予約システムよりご予約ください。3週間前よりご予約いただけます。
当院では、ロタテック(5価)はインターネット予約となっており、1価ロタリックスは、電話予約となっております。

ワクチンが防ぐ病気

ロタウイルス胃腸炎
ロタウイルスは感染力が強く、わが国における乳幼児の下痢症のうち、最も多くみられる原因の一つです。 ロタウイルスは感染力が強く、わが国でも5歳未満の乳幼児のほとんどがロタウイルスに感染します。一般外来における乳幼児の下痢症のうち30~40%がロタウイルスに起因します。また、5歳未満の下痢症をウイルス別にみると、ロタウイルスが最も多く、半数以上を占めます。ロタウイルス胃腸炎による外来受診総数は6歳になるまでの小児で約80万人と推定され、累積罹患率では小学校入学までに約2人に1人がロタウイルス胃腸炎で小児科外来を受診しています。 5歳未満の小児の約15人に1人が、ロタウイルス胃腸炎で入院すると推定されています。また、入院を必要とする下痢症に占めるロタウイルス胃腸炎の割合は約60%と推定されています。

【症状】
激しい下痢、(白色水様便; とぎ汁様の便が多くみられます)、激しい嘔吐、高熱、脱水

【まれに起こる合併症状】
激しい高張性脱水症、痙攣、脳炎

ワクチンの接種時期・対象者

生後14週6日までに1回目を開始。その後は4週間空けて2回目、3回目を接種。
※ロタリックスの場合は2回接種です。

ワクチンの効果

ロタリックス、ロタテックどちらで接種しても効果は変りません。ただし、最初に開始した種類で最後まで接種する必要があります。

ワクチンの副反応・副作用や注意事項

接種後に下痢・嘔吐・胃腸炎・発熱などの副反応が見られることがあります。国内臨床試験で接種後14日間に報告された主な副反応は、下痢・嘔吐・発熱でした。発生 頻度は、いずれも5.5~1.3%です。
重要!! ★嘔吐を繰り返す ★泣いたり不機嫌を繰り返す
★ぐったりして元気がない ★血便(粘液と血が混ざったような便)がでる
この★症状が一つでもみられた場合は腸重積(腸の一部が重なり閉塞した状態)の可能性があります。日頃と変わった様子があれば速やかに診察を受けてください。
※海外の調査では、接種後21日間(主に7日間)は腸重積の発症リスクが増加する可能性があるとされています。この期間は特に注意してください。

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