インフルエンザHAワクチン

インフルエンザワクチンは、今シーズン(秋~冬)に流行が予測されるインフルエンザワクチンに合わせて製造されています。
インフルエンザウイルスには大きく分けてA型・B型がありますが、それぞれさらに細かくタイプが分かれています。
ワクチンには、A2株・B2株入っており全国共通です。

インフルエンザとは

インフルエンザウイルスによる感染症です。冬から春にかけて流行します。
潜伏期間は1~5日(平均3日)
典型的な症状は、突然の高熱・頭痛・関節痛・のどの痛み・咳鼻などもみられます。普通のかぜに比べ全身症状が強いのが特徴で治るのに1週間くらいかかります。気管支炎・肺炎・脳炎脳症などの合併症がおこることもあります。後遺症や死亡例がでることもあります。

インフルエンザワクチンを接種しても、効果は100%ではありませんので、インフルエンザにかかることはありますが、かかる率を減らすことはできます。インフルエンザ脳症などの合併症は、インフルエンザにかかった人におこることがあり、抗ウイルス薬も効果がありません。何よりも、まず病気にかからないように予防することが大切です。

接種スケジュール

毎年神戸市では10月~1月ごろまでが接種期間となります。神戸市が接種期間を設定します。
生後6ヶ月~3歳未満は0.25mlを2~4週の間隔で2回接種
3歳以上~13歳未満は0.5mlを2~4週の間隔で2回接種
13歳以上は原則0.5mlを1回接種
※妊婦・授乳婦も接種できます。

1回目の接種と2回目の接種は1ヶ月程度あける方が効果が高いと言われています。スケジュールに余裕がある場合は、4週あけて接種しましょう。体調不良などで4週を大幅に過ぎてしまっても問題ありません。2回目を接種することが重要です。

副反応

一番多い副反応は接種部位の発赤・腫れです。通常2・3日で自然にひいていきます。かゆみが強い場合は冷やしましょう。それでも改善しない場合は受診してください。わずかに熱が出たり、だるさがでたりすることもありますが、2・3日で治まります。非常にまれですが、接種直後に調子が悪くなることもありますので、接種直後はしばらく院内で様子をみてから帰宅してください。

卵アレルギーのある方への接種について

鶏卵でアナフィラキシーを起こしたことがある方も最近では、そのまま接種してよいといわれています。そのまま接種して院内でしばらく様子を見てからお帰りいただきます。

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